「2027年3〜4月の春商戦に向けて、新商品を発売したい」「5月のBWJ東京で、新しい化粧品や美容機器を発表したい」。

こうした計画では、展示会当日だけでなく、日本での充填・セット組みと、その前に必要な資材納品日から逆算することが大切です。

2026年10〜11月の段階で相談を始めれば、春節前後の生産枠や試作のやり直しを検討する余地を取りやすくなります。

本稿の逆算表は、相談のたたき台として作成した計画例です。

既製容器への加飾と、新規金型や基板改修を伴う開発では必要な工程が異なるため、実際の発注期限は仕様、サンプル承認、工場の受注状況、輸送方法を確認して決めます。

1. 2027年の春節は2月6日。工場の受注締切・休業日・再開日を分けて確認する

2027年の旧正月元日は2月6日(土)です。香港天文台の2027年2月暦で、農暦正月初一と曜日を確認できます。

中国の法定連休・振替勤務は政府発表を確認し、工場と運送会社の営業予定はそれぞれ別に確認します。法定休日が分かっても、資材の受注締切、量産の最終着手日、集荷締切まで同じ日になるとは限りません。

日程を組む際は、次の3段階を確認します。

  • 春節前の受注・量産枠: 原材料の確保日、サンプル承認期限、休業前に終えられる工程、最終出荷日。
  • 休業中の対応: 工場の休業開始・終了日、倉庫の受入可否、国内集荷と国際便の受付日。
  • 再開後の生産: 実際のライン再開日、既存注文の順番、残工程と再検品の日数。

以下の計画例では、2027年1月中旬〜2月下旬を、生産・物流の余裕を厚めに取る期間として仮置きしています。対象工場の回答が揃ったら、その日付へ置き換えます。

2. 【一覧表】2027年春発売・5月BWJ東京に向けた逆算日程

先に日本の充填・セット組み担当へ、資材の受入日と作業枠を確認してください。ここでは、容器・中皿・化粧箱を手配し、日本で充填・セット組みを行う案件を想定しています。

撮影用サンプルは量産品と別の日程で確保し、発売・展示用完成品の受取目標も決めます。表では国内作業に3〜4週間程度と調整余裕を置いていますが、これは一律の所要日数ではありません。

美容機器の新規設計、基板改修、試験や認証確認が必要な案件は、追加工程を組み込んで前倒しします。

工程・マイルストーンA:2027年3月下旬〜4月発売の計画例B:2027年5月17日〜19日 BWJ東京の計画例確認事項・日程を動かす条件
① 初回相談・仕様整理・概算見積り2026年10月下旬〜11月上旬を相談目標にする2026年11月中を相談目標にする。新規金型や機器開発は、さらに前倒しして確認使用目的、容器寸法、箱構造、数量、国内作業の受入日を揃える
② 試作・嵌合確認・色校正2026年11月中旬〜12月上旬2026年12月上旬〜下旬容器・中皿・箱を組み合わせて確認。修正回数とサンプル輸送日数を別に確保
③ 量産発注・仕様承認・着手金2026年12月10日頃を発注判断の目標にする2026年12月下旬を発注判断の目標にする承認サンプルと図面を確定し、対象工場の生産枠を確認。日付だけで受注可否を判断しない
④ 量産2026年12月中旬〜2027年1月中旬に完了する計画2027年1月に先行できる工程を進め、再開日を確認したうえで2月下旬〜3月中旬の完了を目指す休業前に完了する工程と、再開後に残す工程を工場ごとに分ける
⑤ 広州での検品・合箱・日本向け出荷2027年1月15日〜20日頃を出荷目標にする2027年3月中旬〜下旬を出荷目標にする検品、手直し、再確認を終えてから出荷。集荷締切・船便や航空便の枠・通関書類を確認
⑥ 日本の充填・セット組み先へ納品2027年2月上旬〜中旬を資材納品目標にする2027年4月上旬〜中旬を資材納品目標にする受入日と国内作業枠を事前予約し、表示確認・撮影・完成品配送を含めて発売/搬入日に接続

A案では、上記の余裕を確保するために春節前の中国出荷を目標としています。B案は、春節前の資材手配と、再開後の残工程を分ける計画です。

工場の回答や国内作業枠が合わなければ、既製容器の採用、印刷仕様の簡素化、先行数量の分納などを含めて日程を引き直します。

展示会については、会期とは別に搬入日・搬入方法を出展者向け案内で確認し、そこを完成品配送の締切に設定してください。

3. 容器・中皿・化粧箱を別々に手配するとき、何を共有すべきか

容器、中皿、箱を異なる工場へ発注すること自体が問題なのではありません。日程が崩れやすいのは、各工場が別の寸法や仕様を前提に作り、組み合わせの確認が後回しになる場合です。

中皿の設計には、容器の承認図面や実物、保持する位置、取り出し方などの情報が必要です。容器の塗装厚みやキャップの形状が変われば、中皿や箱の内寸にも影響します。

比較項目複数工場へ個別に手配する場合の確認点GAMUが広州でまとめて手配する場合
サンプル・嵌合確認共通図面と現物を誰が集め、どこで組み合わせるかを決める。日本で初めて不適合が分かると、再試作・再輸送が必要容器・中皿・外箱を広州で合わせ、修正内容を各工場へ共有。最終承認用サンプルをまとめて手配
ロット(MOQ)各工場の材料、加工、印刷条件により異なる。国内外の所在地だけでは判断できない包装の組み合わせは500〜1,000セットを主な目安に相談。量産前提の100セット前後の試作検証も相談可
出荷前検品・合箱工場ごとの検査項目、報告先、出荷判断と集貨場所を揃える広州倉庫で集貨・合箱。基本手数料に開箱数量確認、外観・AQL抜取確認、標準外箱補強を含み、同梱手数料は無料
全数精密検品必要な検査項目、単価、報告方法を見積りで確認追加オプションは100円/点。社印付き報告書に対応。大型貨物・特殊分解検査は個別見積り
手数料・開発費買付、試作、検品、梱包、国際送料、追加開発を同じ条件で比較月額0円。商品代金14,400円未満は固定7,200円、14,400円以上は12%。新規金型・基板改修など初回の開発支援は事前に個別見積り

通常の買付と容器・包装の一括手配には、同じ基本料金ルールを適用します。商品代金14,400円の場合は、12%の計算で1,728円です。

サイトの試算表示は10円単位に丸めて1,730円となります。商品代金と国際送料は別途で、正式な精算額や追加作業は見積書で確認します。

4. 日程が厳しいときに検討する3つの調整策

① 撮影・展示用の先行分と、販売用の本体数量を分ける

まず必要なのが撮影用サンプルなのか、展示用の完成品なのか、販売在庫なのかを分けます。先行分を航空便、残りを海上便にする場合は、必要数量ごとの製造完了日と運賃を比較して決めます。

GAMUの銀座サロン向け包装事例では、販売開始の予定に合わせ、20%を先に空輸し、残り80%を海上輸送する分納を行いました。

この方法を検討する際も、航空便の集荷締切、通関、配送先までの所要日数を確認し、先行分の到着予定を決めます。

② 量産前提の100セット前後で、仕様を先に検証する

容器・中皿・化粧箱を500〜1,000セット程度で量産する計画では、その前に100セット前後の試作検証を相談できます。

実物で確認する目的を、嵌合、印刷、店頭での扱いやすさなどに絞ると、量産へ進む判断がしやすくなります。

数量を減らしても金型製作や校正工程がなくなるとは限りません。試作分と量産分で材料・製法が異なる場合は、その違いも確認してから展示や販売の用途を決めます。

③ 図面が未完成でも、参考画像と必要日から相談する

正式なCAD図面がない段階でも、参考画像、手描きのイメージ、実物サンプル、希望数量を共有できます。GAMUが協力工場と確認し、必要な寸法・材料・加工条件を整理して、仕様提案と見積りの進め方をご案内します。

営業時間は月曜〜金曜の日本時間10:00〜19:00です。営業時間内は原則30分以内に初回返信し、土日祝日のお問い合わせにも当日中に返信します。

5. よくある質問(FAQ)

2027年5月のBWJ東京に向けて、いつまでに相談すればよいですか?

GAMUでは、特注容器・中皿・化粧箱をまとめる案件は、2026年11月中を初回相談と試作検討の目標にすることをお勧めします。新規金型や美容機器の設計・基板改修を伴う場合は、さらに早く工程を確認します。

既製容器への印刷や箱のみの手配は工程を短くできる場合がありますが、対応可否は仕様、工場の生産枠、国内作業枠、輸送条件を確認してご案内します。

容器・中皿・化粧箱を500セットだけまとめて相談できますか?

はい。GAMUでは500〜1,000セットを主な目安に、広州で容器・専用中皿・化粧箱の一括手配を進めています。

量産を前提とした100セット前後の試作検証も相談できます。材質や加工により工場側の条件が異なるため、仕様を確認して数量を調整します。

ここで扱うシリンジ型などの特殊容器は化粧品の吐出・塗布用途で、医療機器や無菌医療資材としての手配ではありません。

仕様が未定でも、会社概要や料金資料だけ先にもらえますか?

はい。お問い合わせフォームで「まずは会社概要・サービス資料(PDF)の送付を希望」を選択してください。

お名前とメールアドレスをご入力いただければ、会社名や具体的な相談内容は未定でも資料を請求できます。

受付後、ご指定のメールアドレスへ「GAMU 会社情報・サービス概要書(PDF)」を自動でお送りし、送信状況は受付画面でご案内します。図面などの共有に先立つ秘密保持契約(NDA)にも対応しています。