中国仕入れの見積を比べると、代行手数料が別に記載されているものと、商品価格を中心に記載されているものがあります。どちらも、表示された数字だけでは対応範囲まで分かりません。

費用を判断するときは、自社が依頼する仕事を先に整理し、その仕事がどの金額に含まれているかを確認します。見積の読み方をそろえると、発注後に追加確認が必要になる項目も見つけやすくなります。

最初に確認したい、二つの取引の形

購入したい工場や仕入先を自社で指定する場合は、その取引の一部を購入代行会社に委託する形になります。仕入先の商品代金と、連絡や発注確認、進行管理などのサービス費を分けて考えると整理しやすくなります。

一方、画像や商品アイデアからカスタマイズを相談する場合は、仕様と対応範囲を踏まえた商品価格が提示されることがあります。このような貿易見積では、代理手数料が別行に記載されない場合もあります。

手数料欄の有無だけでなく、誰が注文を受け、誰に支払い、どこへ確認を依頼するのかを把握しましょう。商品単価にサービスが含まれていても、試作や配送まで含まれるとは限りません。

費用を「商品・初回・作業・配送」に分ける

社内用の比較表では、次の区分で費用を整理すると、初回に必要な支払いと継続して発生する費用を把握しやすくなります。

区分見積で確認すること
商品単価、数量、付属品、個装の内容
初回の準備試作、金型、印刷版などの対象と再注文時の扱い
依頼する作業購入代行、検品、貼付、セット組みなどの範囲
配送国内移動、国際輸送、指定納品先までの対象区間

各項目に「含む」「別途」「確認中」を付けます。内訳が細かく開示されていない場合も、購入する商品と依頼する作業の範囲は確認できます。

初期費用を予定販売数で割って単価に換算するときは、元の金額も残してください。将来の見込み数量と今回の確定注文を分けることで、初回に必要な資金を把握できます。

料率を比べるなら、何に掛けるかもそろえる

割合で計算する代行手数料は、料率と計算対象の両方を確認します。商品代のみを対象にするのか、ほかの費用も含むのかによって、同じ料率でも結果は変わります。

固定額の場合は、対象が注文単位なのか、作業単位なのかを確認します。別の商品や追加作業を同じ依頼に含めたときの扱いも、発注前に共有しておきましょう。

比較表には、見積書に記載された計算方法をそのまま残します。不明な条件を独自に補って合計するより、確認すべき項目として示す方が、後から説明しやすくなります。

「検品込み」「貼付込み」を作業内容に置き換える

検品費用を確認するときは、確認項目、方法、対象数量、結果の共有方法を聞きます。外観の確認、寸法測定、特定の機能を確かめる作業では、準備も所要時間も異なります。

ラベル貼付も、指定位置への普通の貼付と、既存ラベルの除去や複数商品への照合を伴う作業では内容が変わります。完成状態の画像や貼付指示があると、依頼する作業を共有しやすくなります。

「基本対応」の言葉だけで判断せず、自社の商品で実際に必要な工程に置き換えて確認してください。確認範囲が明確であれば、別途依頼する作業も整理できます。

商品条件と納品先をそろえて合計する

工場での引き渡しまでを含む見積と、指定住所への配送を含む見積は、そのまま合計だけを比較できません。材質、印刷、付属品、包装、数量をそろえたうえで、どこまで届く費用かを合わせます。

梱包後の寸法や重量が未確定なら、輸送費も確定していない場合があります。概算の金額は概算として残し、再計算する条件を確認しましょう。

初回と再注文も分けて整理します。試作や印刷準備が再度必要なのか、仕様変更があるのかによって条件が変わるため、前回の見積をそのまま今回の確定額とは扱いません。

追加依頼は、作業を始める前に確認する

承認後の色変更、付属品の追加、包装の変更などは、商品価格だけでなく作業内容にも影響します。変更する内容、追加費用、日程への影響を一緒に確認し、承認する担当者を決めます。

見積番号と仕様書の版を対応させておけば、どの条件に対する金額なのか追いやすくなります。追加費用が出た場合も、変更前後の条件が残っていれば社内で判断できます。

GAMUへ依頼する場合の費用確認

GAMUでは、注文ごとに見積範囲を確認します。商品代金14,400円未満は一律7,200円の基本サービス料、14,400円以上は商品代金の12%です。たとえば商品代金14,400円の場合、サービス料は1,730円です。送料は計算に含めません。見積にすでに含まれる同じサービスについて、重複して請求しません。対象項目とお支払い額は、確認済みの見積内容に従います。金額は1中国元=24円で換算し、小数を四捨五入してから10円単位に四捨五入しています。

購入代行の基本検品と普通のラベル貼付は代理手数料に含まれます。専門的なテスト、複雑な作業、出張、特注の包装材料などは個別に確認します。具体的な検品項目や貼付条件も見積時に共有してください。

相談時には、指定仕入先の有無、商品資料、数量、納品先、依頼したい作業をまとめると、費用の範囲を確認しやすくなります。