中国仕入れの納期を組むときは、工場の休業日だけを確認しても十分ではありません。部材業者、検品拠点、運送会社、入金確認の担当窓口では、対応を終える日が異なる場合があります。国慶節や春節をまたぐ注文は、日本で商品を使い始める日から逆算して整理しましょう。
1. 「いつ届くか」より先に、何日に何が必要かを決める
展示会への搬入日、店舗への納品日、自社倉庫での受入日を区別します。倉庫到着後にセット組みや店舗配送があるなら、その作業も日程に含めます。商品ごとに必要数量と、変更できない日を記載すると、急ぐ品目が見えやすくなります。
2. 仕入先ごとに四つの期限を確認する
- 部材を確保するための発注・入金期限
- 生産を進めるための仕様・サンプル承認期限
- 検品を終えて、修正や再確認ができる最終日
- 指定の運送会社へ貨物を渡せる最終日
「休み前に完成予定」という回答には、どの段階まで終わる予定かを確認します。箱詰め前の完成と、検品・梱包を終えた出荷可能な状態では、残る作業が違います。日付には中国時間か日本時間かも付け、未確認の欄を空白のまま確定扱いにしないことが大切です。
3. 在庫は品目別に不足分を計算する
一律に何か月分を買うかではなく、保有する良品から既存注文の引当分を引き、必要日までに使用可能になる入荷分を加えて考えます。そこから販売予定や案件ごとの使用予定を差し引き、不足が出る品目を優先します。入荷が未確定の数量は、確定分と分けて表示します。
例えばギフトセットなら、容器だけでなくポンプ、ラベル、化粧箱も同じ表で確認します。ボトルが揃っていても、専用箱の到着が遅れればセットとして納品できません。
4. 一括納品と分納を、条件を揃えて比べる
全量を待つ案と、必要な数量だけ先に送る案を用意します。分納では運賃のほか、梱包回数、検品の分け方、日本側の受入作業も比較します。航空便への変更を考える場合も、商品の輸送条件、空き状況、集荷締切を確認してから判断します。
納期が厳しくても、承認していない代替部材への変更や、必要な検品の省略を前提にしないようにします。費用と品質への影響を示し、変更内容を承認できる状態に整えましょう。
5. 休業明けの再開確認まで予定に入れる
営業再開日と、自分の注文が生産に入る日は同じとは限りません。部材の入荷状況、生産に入れる日、残作業、更新後の出荷予定を確認します。進捗表には「次に確認すること・担当者・回答予定日」を残すと、問い合わせの重複を減らせます。
相談時には、品目、数量、日本での必要日、仕様の確定状況、分納の可否をまとめてお送りください。休業予定や輸送日程は年度・取引先・便ごとに異なるため、その注文に適用される最新の予定を確認して進めます。
